低線量放射線を使ったホルミシス治療を取り入れている病院やクリニックは、とても少ないのが現状です。
西洋医学の治療を超えるほどのめざましい治療結果が報告されているにも関わらず、医学会全体として積極的に研究したり取り入れていこうとする動きは、残念ながら見当たりません。
それどころか、積極的にホルミシス治療に取り組んでいたり研究している医者を村八分にするような動きすらあるようです。
「画期的だった東京女子医科大学青山医療研究所が潰されてしまった」
(P.47-49)知って安心する放射能と健康のはなし
川嶋: 突然潰されちゃったのです。2013年7月31日、理事室に呼ばれて「来年の3月をもって君の部署の廃止が決定したから」と言われたんです。
(中略)
服部:どういうことで、そういうことになるんですか。
川嶋:嫌われているんですよ。(中略)僕は、世界を席巻していた西洋医学と違うことをやろうとしていたわけです。アンチテーゼまではいかないですけれども、西洋医学ではどうにもならないことを、そうじゃないものを入れたらというつもりで、2003年に大学病院の中に初めてそういう部署ができたので、すごく画期的なことだったんです。
(中略)当時の理事長は医者ではないですから、僕のやっている統合医療が気に入らない人たちもいて、謎の場所とか、不思議なことをやっているとか変なうわさを流されることもしばしばでした。ある日、突然呼ばれて、「君のところでは布団や水を売っているそうだな」と言われたのです。「何ですか、それは。布団とか水って、どこに伝票がありましたか」と。
服部:それは組織的な妨害だ。ひどい目に遭ってきたんだ。
ここからはわたし個人の感想ですが、医師会全体がホルミシス治療を積極的に研究し、治療に取り入れるようになる可能性は低いと思っています。
なぜなら、ホルミシス治療やホルミシス健康法が広く広まると、医者の食いぶちを奪ってしまうことになる可能性が大きいためです。
ホルミシス治療は低コストかつ安全で大きな健康効果が得られるのが特長です。
そうなると、利益の大きい従来の治療を受ける患者が減り、医者の利益が減ります。
ホルミシス健康法が一般の人に広まった場合、病気になる人も減るので患者数も減ります。
お客さん(患者)の数が減って、利益のでる高額な治療も減るというダブルパンチです。
お医者さんもボランティアではなく仕事としてやっていますから、利益が減る方向に医師会全体として積極的に取り入れる動きは今後もしないでしょう。
ある本の中では、こんな話も出ていました。
川嶋: 例えば、免疫細胞療法は理論的には間違っていないのですが、コストパフォーマンスがむちゃくちゃ悪いのです。一遍に何百万円も飛んでいく。それを導入している医者は世の中にゴロゴロいます。あまり効かないのはわかっているけども、安全性は高いので、がん患者さんはなにをやっていいかわからないなくなってしまった状態で、その治療を受ける。そうすると、それで儲かったところが、がんを専門にしていたOBの人たちを雇うわけです。別に間違ったことをしているわけではないので、そういうところがどんどん有名になっていくのです。わらにもすがる気持ちの患者さんがそこに行く。日本の患者さんはお任せなんです。
(P.62-63)知って安心する放射能と健康のはなし
お医者さんを盲信するのではなく、わたしたちも知識を得て自分の健康は自分で守る。
という気持ちでいることが大切になりますね。
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