[Day 8]放射線ホルミシス効果を生活に取り入れてみる!(温泉編)

手軽に放射線ホルミシスを体験しよう!

これまてみてきたように、放射線ホルミシスを利用すれば様々な面で身体が活性化されて、病気の予防や治療、老化防止などにおいて効果が期待できます。

では実際に低線量の放射線を体内に取り込むには一体どのようにすればいいのでしょう。

最もオーソドックスな方法としては、まず「ラジウム温泉やラドン温泉など『放射能泉』への入浴(ラドン浴)」があります。

放射線ホルミシスが発見されるずっと前から、放射能泉での温泉治療は行われていました。

昔から「なぜか効能が高い」といわれていた温泉の多くが、実は放射能泉だったのです。

日本では、秋田県の玉川温泉、山梨県の増富温泉、鳥取県の三朝温泉などが有名です。

温泉はもともとリフレッシュやストレス発散に適しています。また、温泉に浸かって身体を温めると、傷ついた細胞を修復したり、免疫活性を上げたりする作用のある「ヒートショックプロテイン(HSP)」という抗ストレスタンパク質が、細胞の中に出現します。

ラドン浴には、こうした温浴による効果と放射線ホルミシスによる効果の両方が得られるという、大きなメリットがあります。

ラドン浴の効果は?

温泉に溶け込んだラドンは、温められているうちに蒸散し、温泉水のなかや空気中に充満します。呼吸によって体内に入ったラドンは電離作用を起こしてα(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線を出しますが、放射能泉のなかのラドンも体外から体内へ浸透し、やはり電離作用を起こします。

ラジウム・ラドン温泉はどうやってできるのか?

ラドンは、ラジウムが変化(壊変)してできる、無味無臭、不活性の気体です。そしてラジウムは、ウランが壊変してできる物質です。

ウランは高いエネルギーを持っていますが、化学的に不安定で、放射線を出しながらさまざまな物質に変わっていきます。その過程で、まずはラジウムができ、ラジウムがさらに変化して、ラドンが出現します。

通常、地殻深くに存在しているウランが、マグマとともに地表近くまで押し上げられ、ゆっくり固まると、ウランを結晶として含有する花崗岩を作られ、その花崗岩が風化すると、ウランは単独で放り出され、地下水に溶けて堆積し、地下にウランを含む層ができます。

ウランを含む層には、当然のことながら、ラジウムやラドンも含まれます。気体のラドンは水に溶けやすく、ラジウムもある程度水に溶けるため、温泉水のもととなる地下水が、その地層を流れたり、岩盤の間にたまったりすると、ラドンやラジウムがどんどん混ざっていきます。こうしてできるのが、ラジウム温泉やラドン温泉なのです。

ラドン浴が身体に良い作用を与えるメカニズム

ラジウム温泉にしろラドン温泉にしろ、どちらにも必ずラドンが溶け込んでおり、効能においても重要なのもラドンです。

ラドンは気体なので、最初は温泉水に溶けていても、温められているうちに徐々に蒸散し、温泉水にも空気中にもラドンが充満することになります。そのためラドンは、呼吸によって体内に入りやすく、しかも不活性なんどえ、身体のどの部分とも化学反応を起こすことはありません。さらにラドンは油に溶けやすく、内分泌腺や神経線維など、脂肪の多い組織に集まりやすい性質があります。

なお、ラドンの半減期は3.824日と短く、身体に入ったラドンの半分は、30分で消え、2時間でほとんど排出されてしまいます。しかしその間に、ラドンは全身の細胞にいきわたって電離作用を起こし、α線、β線、γ線を出します。このうち、特にα線はベータ線やγ線に比べて非常に高いエネルギーを持っており、体内の細胞に直接大きなエネルギーを放射して、強い刺激を与えます。

一方温泉に含まれるラジウムやラドンも放射線を放出しますが、これらは対外から体内に浸透し、やはり細胞に電離を引き起こします。この電離作用も人体に刺激を与え、抗酸化作用やDNAの自己修復力の強化を促すと考えられます。

なお、ラドン浴は4週間以上実施することで、最も効果が出ると考えられています。

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